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SCT骨格調整 3つの観点から施術する。

当院の基本メニューのSCT骨格調整がどのようなものか書いていこうと思います。なるべくわかりやすく書いていきますが、わかりにくい文章があればお会いした時に質問してください。

①ー1 筋・骨格のバランス調整(肉体・物体の構造的調整)・・・重力に対しての身体の支えが効くように調整する。

【重力に対して支持力が低下するポジション】

・肩内まき挙上(肩内旋位)

・前腕内回し 肘屈曲位(曲がっている)

・腰椎前弯(反り腰)

・股関節内股 屈曲位

・膝屈曲位

・足関節内まき(捻挫ポジション)

と各部位に分けてみるとこのような姿勢で長期間固まると関節の支持力が低下し不調が起きやすくなります。上記の形で癖のついてる方はぜひ来院されて確かめてみてください。

このようなポジションに名前をつけるならディスクワークポジションやお年寄りポジションとでもいうのでしょうか。このポジションの逆になる姿勢がバレエの第一ポジションとなります。

①の調整は姿勢的にはこのバレエ第一ポジションになるように調整していきます。

①-2 腎虚・湿(脾虚・膵)による支持力低下・・・簡単に言いますとむくみです。

関節にある一定の水分量を超えると緩んでいき支持力が低下します。そうすると別のところで支えなくてはならなくなり、歪みや痛みとなります。

主な原因等は後日別のブログに詳しく解説します。

②内臓の圧力バランス調整(内圧・機能的調整)・・・様々な原因で内臓の圧力が高くなったり低くなったりする状態を均等になるように経絡の概念を用いて調整する。

経絡とは気(エネルギー)の通り道で各臓器と関連しています。圧力が高すぎる状態を実・熱と表し、低すぎる状態を虚・寒と表します。

実の主な症状:熱反応、のぼせ、ほてり、炎症、張り、鋭い痛み(急性反応)・等

虚の主な反応:冷反応、だるい、しびれ、むくみ、無気力、鈍い痛み・等

②の調整は経絡のツボを用い、実反応には瀉法にてエネルギーを取り除き、虚反応には補法にてエネルギーを補う施術を行います。

経絡の概念はまた別にて詳しく解説します。

③情報システムの異常(自律神経・波動調整)

大まかに言いますと神経が高ぶった状態(交感神経↑・荒い脳波)を表します。脳は神経細胞のかたまりで、全身の命令系統の中枢です。この③が緊張状態だと全身が固まり、①と②も取れにくくなります。

高ぶる要因としてはパソコン、スマホの見過ぎによる眼精疲労及び電磁波障害、ストレス(環境、人間関係、考えすぎなど)時間に追われ忙しいなど様々です。

施術は頭に触れ脳圧を下げる。頭蓋の調整で緊張状態を緩和する。心包経のツボで経絡調整する。などがあります。

詳しくはまた別の機会に説明します。

この①~③を基本軸に身体のバランスを調整することで、症状のある方は改善の方向へ行き、症状のない方は疾病の予防へとつながると考えますので、ぜひ一度試されて自身の特徴を確かめてみてください。