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腎虚について 3つの観点その①

※腎は腎精とも言われ精とは性行為、妊娠、出産、などの生殖機能や、骨、脳、髪、排泄能力や、若々しさを維持する
  ための生命エネルギーの源となるところです。腎虚とは「老化」であり、最近は若い人でもみられます。

(チェックリスト)
□夜中よくトイレに行く(頻尿、夜間尿) *
□小さな字が読みずらい
□腰に重だるい痛みがある *
□急に頭がカーッと熱くなる #
□足がむくむ
□手足が冷える しびれる *
□いつも疲れてだるい

□精力がない ED等 *
□肌に潤いがない #
□舌に亀裂があり、痩せている 
□白髪が増えた
□物忘れがはげしい  
□めまい、耳鳴りがある #
□骨がもろい   #
□顔色が悪い  *
□早期閉経 不妊症 *

#腎陰虚・・・皮膚や唇の乾燥、口渇、熱感、足のほてり
       空咳、のぼせ、不眠、多夢、頭痛、動悸

*腎陽虚・・・元気がない、寒がり、手足の冷え、 多尿、
       頻尿、夜間尿、息切れ、呼吸困難、息切れ

症状)
膝屈曲時痛 膝窩部痛 頸部前後痛 立位時腰痛 朝起床時腰痛 腰部前屈痛 椎間板ヘルニア 肩こり 
足の冷え むくみ 膀胱炎 前立腺肥大 耳鳴り 難聴 排尿障害 不妊 ED

原因) 
・老化
・過度の労働
・冷え
・過度の性交
・亜鉛不足、塩分過剰
・運動不足(塩分が蓄積する)
・精神的ストレス(疲労、不安、緊張、恐怖、劇的な環境変化)
・若年層のストレス(食生活の合理化、受験戦争、友人関係)

【小児の腎虚(五遅)】
・起立の遅れ
・歩行の遅れ
・言葉の遅れ
・発毛の遅れ
・歯の生え揃えの遅れ

特徴) 
・下腹部の圧力が下がる
・腰椎・椎間板の異常
・前かがみ姿勢
・腰・膝が曲がり痛みだす
・むくみ・冷え
・骨盤が左にねじれやすい

<当院の治療>

(経絡を使っての治療)
主に腎経を用いる
復溜 湧泉 腎兪 陰谷 等

(骨格調整)
下垂処理
尾骨の引き上げ
左ねじれの解除

(体操法)
治療の際、指導あり
・天地呼吸法
・蓮の花体操
・スワイショウ など

(身体の使い方)
治療の際、指導あり
・前かがみを正す
・中心の力を使う
・歩行訓練
・立ち方、座り方 など

<生活習慣を少しずつ改善してほしい事>

(運動)
・腹式呼吸を用いた体操  など
・下半身を鍛える(体幹トレ、スクワット ウォーキング ジョギングなど)
         ↓
 筋肉の熱エネルギーで身体を温める
 運動不足は代謝低下し、気血水の流れが滞る

(食事)
※粗食にし過ぎない
「腎を強くする食材」→黒いもの、ねばるもの
・クルミ 黒ごま 黒豆 きくらげ ひじき ナマコ なめこ おくら
 木の実 そら豆 少量の酒
「肌つやをよくする」→骨 すじ
・牛すじ 手羽先 フカヒレ 豚の耳 豚足 オリーブ油 ゴマ油
 ココナッツミルク 杏仁 ナッツ

(その他)
・漢方(八味地黄丸 六味地黄丸 牛車腎気丸 など)

※支持力が低下し前かがみになる