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湿(水毒について) 3つの観点その①

※湿とは・・・体内の水分含有量が過剰になった病態。水分代謝障害と言い、何らかの原因で水分を体外に排出しにくくなった状態。

(チェックリスト)
□体や手足が重く感じることが多く、むくみやすい。
□大便が軟らかい。
□いつも頭が重い。
□水のような鼻水が出る。
□女性はおりものが多い。
□痰が多く口が粘る。
□お腹がポチャポチャし、水太り。
□長時間座りっぱなし、立ちっぱなしで腰が痛くなる。

□雨の日や湿度の高い日に体調を崩しやすい。
□乗り物よいをしやすい。
□舌が大きく、分厚い。
□尿の出が悪い。
□ろれつが回りにくい。
□胃のつかえ感がある。
□じくじくして治りにくい吹き出物ができることがある。
□色白でもっちりした肌。
□足を挫きやすい。
                    ※たくさんあれば水毒かも!

原因) 
・飲食による水分過剰摂取  ・多湿による環境からの影響(梅雨の時期など)
・水分代謝調節を担う脾膵・回盲弁の機能低下
・脾の機能低下は甘物・味濃物の過剰摂取や精神的ストレスなど
 に起因する
・気虚による水の推動作用障害
・気滞(気鬱)による水の推動障害

特徴) 
・緩む・下がる・広がる=抗重力機能低下
・筋・靭帯の弛緩(コラーゲンの含有量が多く保湿しやすいから)
・仙腸関節離開
・梨状筋症候群
・鈍痛 むくみ

(湿による悪循環)
関節の支持力低下
     ↓
一部の筋肉、別の関節でカバーする
     ↓
使い過ぎた筋肉、関節だけ疲労が蓄積する
     ↓
肩こり、腰痛、関節痛、その他の疾患につながる

<当院の治療>

(経絡を使っての治療)
主に脾経を用いる
陰陵泉、脾兪、水分 等

(骨格調整)
主に仙腸関節を締める
その他関節を締める

<生活習慣を少しずつ改善してほしい事>

(運動)
外部との水分調整は主に、汗、呼吸、尿で行うので
・有酸素運動(歩行、ランニング、縄跳び、水泳 など)
・呼吸法を用いた体操
・筋トレ
・ストレッチ  など

(体操法)
治療の際、指導あり
・仙腸関節を締める
・梨状筋を締める

(身体の使い方)
治療の際、指導あり
・前かがみを正す
・中心の力を使う
・歩行訓練
・立ち方、座り方 など

(食事面)
・味を濃くしない 甘い 辛い
・冷たい水を一度に飲む→常温でチョビチョビ
・陽食品を摂る(身体を温める食品)
・炭水化物 脂質 タンパク質 の割合を考える
(特に脂質、炭水化物を減らす)
・一度に食べ過ぎない。
(内臓が吸収する量は決まっている)
・寝る前に食べない。
(内臓は寝るとき休んでいる)

(その他)
・ショウガ紅茶
・漢方

※支持力が低下し前かがみになる