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内臓の圧力バランスの調整 3つの観点その②

SCT骨格調整では人体の構造的・物理的な異常による身体の不調のほかに、経絡(東洋医学)の概念で機能的な内臓の圧力バランスの異常による身体の不調を調整することができます。

経絡とは、大まかに各内臓とリンクし(五臓六腑)全身を流れるエネルギーのラインのことです。

圧力が高い(エネルギー過剰)状態は、実証・熱証と言われ経絡ラインが太くなり、内臓が張り膨らんだ状態です。 症状としては肩こり、腰痛、のぼせ、炎症、ぎっくり腰、寝違えなど様々です。

圧力が低い(エネルギー低下)状態は、虚証・寒証と言われ経絡ラインが細くなり、内臓がしぼむ、硬い状態です。症状としては肩こり、腰痛、冷え、だるさ、頭重感、食欲不振など様々あります。

施術法としては、経絡ラインにあるツボ(経穴)を用いて、実熱証にはエネルギー過剰を取る施術(瀉法)を用い、虚寒証にはエネルギー低下を補う(補法)を用います。

(例)

右の頚肩こり→検査の結果、肝経の熱証の反応あり→肝経のツボを施術→最初と比較し改善度をチェック

左の腰痛→検査の結果、腎経の虚証の反応あり→腎経のツボを施術→最初と比較して改善度をチェック

※上記例は単純な例で実際は複雑に絡み合っていることが多いです。

※改善度合はその人の症状の深さにより異なります。